ご挨拶
令和2年7月に早良区四箇の新園舎へ移転してきました。
旧園舎は平成元年6月に開園以来、板屋地区の方々のご理解ご協力の下風光明媚な場所で三十数年過ごしてまいりました。
土地柄としてはいい環境ではありましたが、土砂災害指定地域となってしまい同時に老朽化も重なり安心安全に過ごせる環境ではなくなってしまいました。
そこで山から下りていい場所を探していたところ、現在の場所を紹介していただき移転の運びとなりました。
この四箇地区は非常に理解のある地域で、老人ホームは勿論それ以外に障がい者支援施設が当板屋学園を含め現在5つもあります。さらに二年後にはもう一つ増える予定になっています。(他の法人の施設へ歩いて行けることはとても珍しいことではないかと思います)
こうした恵まれた中での新しい歩みが始まりました。
そして新しい一歩として板屋学園2030年ビジョンを掲げ進んでいくことを職員一同確認しました。
板屋学園2030年ビジョンのテーマは「支援を必要とするすべての利用者が将来への希望を叶えられる施設を目指す。」です。
平成の半ばまで措置という形で利用者本人達からすると言わば強制的に入所させられていたという状態から、現在は契約という形で入所している利用者ですが、どれだけの利用者が自分の希望で入所しているのでしょうか?そして自分の希望を叶えられているのでしょうか?
令和の時代になり、障がいを持つ方々がインターネットや様々なデバイス等から発信できるようになってから障がい者本人の想いが少しずつではありますが伝わってきました。
そうした想いをまずは素直に言えるような雰囲気づくりや接し方などから始め、その想いを叶えられるような準備をし、サービスとして繋いでいけるよう進めていきたいと考えています。
支援方針
板屋学園では、年間を通して個別支援計画を立てています。
「人間の行動は学習によって獲得されたものであり、行動上の問題は学習の結果として起こる」といった考えに基づいた支援を行なっています。この考えに基づいて行動上の問題の減少、望ましいコミュニケーションの方法、排泄、食事などの生活に必要なスキルなどを身に付け、持続できるよう支援しています。
